- 音声SIM、データSIMの意味がわからないという声が多い
- 今まで通り使いたいなら音声SIM
- データSIMには電話番号がない
音声SIMとデータSIMってどっちを選べばいいの?どう違うの?できるだけ簡単にわかりやすく説明します!
恥ずかしくって人に聞けない当たり前(だと思われる)のこと。そんな疑問をひそかに解決するための【今さら聞けない】シリーズ。今回は格安SIMならではの単語「音声SIM」「データSIM」ってなんだっていうお話しです。
目次
音声SIM?データSIM?っていうかSIMってなに?
「なんか今のスマホより『カクヤスシム』の方が安くなるって聞いたから料金プランを見たら『音声SIM』とか『データSIM』っていう見慣れないワードが出てくる。データSIMっていう方はやたら安いけどこれでいいの?音声SIMって電話しかできないってこと?もうやだわかんない今のままでいい!」
わかります。凄くわかります。僕も最初はそうでした。でも大丈夫です。
とっても簡単だから!
というわけでゆっくり丁寧に説明しますけど、超ざっくりで良いよっていう人は1番最後のまとめまで飛ばしちゃってください(笑)
基本的には音声SIM!
今大手キャリアのスマホを使ってて、「『カクヤスシム』に変えると安くなるらしい」と思ってる人なら、基本的に
音声SIMを選べばOKです。
ぶっちゃけデータSIMを選ぶ人はあんまりいないと思って良い。
そもそもSIMってなに?
SIMというのはSIMカードのことです。スマホに入ってる小さいカードのやつです。

iPhoneでもAndroidでも必ず入ってます。
スマホの中には必ずこのSIMカードというのが入っています。これが入ってないと
電話もできないしインターネットもできません。
※SIMカードが入っていなくてもWi-Fiに繋げばインターネットは使えます。ってことはLINEも使えるのでLINE通話なら使えます。あくまで090(080)の電話番号を使った音声通話ができません、という意味です。
このSIMカードは携帯電話会社から支給されるものなんですが、ショップ店員さんがスマホに入れてくれるので、わざわざ自分で抜き差ししたことある人は少ないかもしれません。
そして、このSIMカードには2種類あって、それが音声SIM(カード)とデータSIM(カード)です。今みなさんのスマホに入ってるSIMカードはよっぽど音声SIM(カード)のはずです。
では、この2つはどう違うのでしょうか。
音声SIMとデータSIMの違い
ざっくり言うと
- 音声SIM:電話とインターネットができる
- データSIM:インターネットしかできない
こんな感じです。簡単でしょ?
ということで、大手キャリアから『カクヤスシム』に切り替えるのであれば、音声SIMを選ぶことになりそうですよね。
※音声SIMにはSMSがセットで付いています。データSIMの場合は格安SIM会社によって異なりますが、多くの場合SMSはオプション(+120円~)となります。
SIMカードに入ってる情報
あまり小難しいことを説明するつもりはないですので安心してください。
先程からちょいちょい登場してるSIMカードですが、これがないと電話やインターネットができないと言いました。
つまり、SIMカードの中に
電話番号とインターネット機能、及びそれらの契約情報
が入ってるということなのです。
この3番目に言った
それらの契約情報
これがポイントです。この契約情報とは、つまり
どこの携帯会社で、どういったプランで契約しているか
ということです。
極端なことを言いますが、あなたのスマホに入ってるSIMカードを抜いて僕のスマホに入れるとします。そして誰かがあなたの電話番号に電話を掛けます。そうすると、僕のスマホが鳴るんです。あなたのスマホは鳴りません。SIMカードが入ってないから。
さらに、その状態のまま僕のスマホでYouTubeをずーっと見てギガを消費させます。低速モードになっちゃうまでギガを使い切ります。ギガ使い切ったら僕のスマホからSIMカードを抜いて、あなたのスマホに戻します。すると、あなたのスマホでYouTube見ようとしても、低速モードになってるので固まって全然見れないのです。
SIMカードっていうのは、こういう仕組みなっているのです。
スマートフォン自体はただの箱です。SIMカードを入れて初めて電話としての機能を持つのです。
格安SIMとは?
つまり格安SIMとは
大手キャリアより安く使える別の携帯会社(のSIMカード)
といった感じです。
細かい事を言うと『格安SIM』って表現はちょっと変なんだけど、まぁその辺はあまり気にしないほうが良いかと。
格安SIMに切り替えるとSIMカードが届く
というわけで、大手キャリアから格安SIMに切り替えると新しいSIMカードが届きます。これを今入ってるSIMカードと入れ替えればOKです。
※実際にはちょっとだけ設定作業が必要ですがここでは割愛
あれ?SIMカードが変わるってことは、さっきの話から考えるに電話番号変わっちゃうってこと?
いいえ、それは選択できます。
今と同じ電話番号をそのまま使うこともできるし、違う番号に変えることもできるのです。
電話番号を変えるか変えないかは自由
今使ってる電話番号をそのまま使うこともできれば、これを機に変えることもできます。多くの方が電話番号が変わると面倒だと思うでしょう。でも中には変わっても問題ない人や、いっそ変えたい人もいるはずです。
格安SIMに切り替えるにあたって、電話番号を変えるか変えないかは自分で選ぶことができます。
携帯会社を変えても同じ電話番号を使うことを
MNP(Mobile Number Portability)
と言います。なんとなく聞いたことあるんではないでしょうか。
「エムエヌピー」と言ったり、「ナンバーポータビリティ」と言ったりします。
これは格安SIMに限らず、大手キャリア間でも同じことです。
例えばdocomoからauに切り替える際に、今使ってる電話番号をそのまま使いたい人はMNPをする必要があります。auに変えるにあたって電話番号も一新するのであればMNPをする必要はありません。
今回格安SIMに切り替えるにあたっても同じことがいえます。
MNPをする場合としない場合の違い
MNPするしないでは電話番号とは別で2点だけ違いがあります。
手続きの仕方と手数料です。
手続きの仕方
- MNPをする場合:店舗もしくは電話でMNP予約番号を発行してもらい、切り替え先へ提出する。
- MNPをしない場合:現契約先(大手キャリアの場合は必ず店舗)にて解約の手続きを行う。
MNPをする場合も「解約」にはなるけれど、わざわざ店舗に行く必要はないんです。電話で済むので気兼ねなく格安SIMに切り替えることができます。
手数料
- MNPをする場合:切り替え先との手続き完了後に元契約先からMNP転出手数料(3,000円)が請求される。
- MNPをしない場合:なし。
このようにMNPをする場合にだけ、
MNP転出手数料(3,000円)
というものが必要となってしまうのです。
但し、わざわざ解約の手続きを店舗までしに行く必要がなく、電話でMNP予約番号を発行してもらえばいいので、手続きとしてはかなり楽にできるはずです。
MNPするしないの違い | |||
---|---|---|---|
電話番号 | 手続き | 手数料 | |
MNPをする | 今と同じ | 店舗もしくは電話でMNP予約番号を発行 | MNP転出手数料 (3,000円) |
MNPをしない | 新しくなる | (大手キャリアの場合は)店舗で解約手続き | なし |
【最後に】SIMカードのまとめ
- SIMカードには音声SIMとデータSIMがある
- 格安SIMでも電話が使いたいなら音声SIMを選ぶ
- 電話番号変えたくないならMNP(手数料3,000円)が必要
いかがでしたでしょうか。あまり深く考える必要はあまりない内容ではありますが、電話使いたいのにデータSIMにしちゃったり、電話番号変わって良かったのにわざわざMNPして手数料払っちゃうって人が稀にいます。
そういうケアレスミスはしないようにしたいですね。
それでは無事格安SIMに切り替えれることを願っております。
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