今さら聞けない!格安SIMに変えるのってお金かかるの?

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  • 格安SIMに変える時にかかるお金のことを知りたいという声が多い
  • 今の契約先に払うのは3種類ある
  • 格安SIM側に払うのは初期費用だけ

格安SIMに切り替える際に必要となる費用は全部で4種類!1つ1つを丁寧にわかりやすく説明しましょう!

恥ずかしくって人に聞けない当たり前(だと思われる)のこと。そんな疑問をひそかに解決するための【今さら聞けない】シリーズ。今回は格安SIMに切り替える際に必要となるお金(費用)のお話しです。

 

かかる費用は4種類ある

格安SIMに切り替える際に必要となる費用は全部で4種類あります。その全てが必ず必要となるわけではないけれど、まずはどういったものがあるのだけ確認しておきましょう。

< 格安SIMに切り替える際に必要となる費用 >
費用の種類 金額 支払先
①違約金 9,500円 今の契約先 (docomo、au、SoftBankなど)
②機種の残金 人によって異なる
③MNP転出手数料 3,000円
④初期費用 3,000円程 格安SIM会社

どれもこれも1度くらいは聞いたことがあるものばかりだと思います。この内どれが自分にあてはまるのか、ということになるのですが、ひとまず費用の内容くらいは頭に入れておきましょう。

 

① 違約金

まずは違約金。いわゆる2年縛りの違約金です。各社違う名称になっています。

 

< 大手キャリアの2年縛りの違約金名称と金額 >
キャリア名 名称 金額
docomo 解約金 9,500円
au 契約解除料
SoftBank 契約解除料

※当サイトでは【違約金】という名称で統一しております。

 

上記の通り、docomoもauもSoftBankも名称は違えど必要な金額は全て同じで9,500円となっています。全て2年縛りです。

2年縛り、というのは契約してから2年以内に解約すると違約金が発生しますよってことです。じゃあ2年経ったら解約しても違約金はかからないのか、というとそうでもなかったりします。

まずこれが最初の関門で、携帯の2年縛りの深い闇なのであります。

どういうわけかと言うと、契約期間が2年経った翌月とその翌月は更新月になります。この

更新月中に解約すれば違約金はかからない

のですが、もし解約をしなかった場合は自動的に2年更新となってしまうのです。

つまり、2年と3ヶ月後に解約したら違約金がかかってしまうのです。恐ろしい!

 

契約期間と更新月について

 

ここで僕が言いたいのは、どんな人でもかなりの高確率で

違約金が発生する月にしか解約できない

ということです。

例えば今日当サイトを見て「わたしも格安SIMに変えようかなぁ」と思ったとします。「せっかくなら違約金がかからない時に変えたいなぁ」と思ったとします。「今月解約したら違約金かかるかなぁ」と調べたとします。すると、

24分の22、つまり92%の確率で違約金がかかります。

2年間(24ヶ月間)で2ヶ月しか更新月はないからです。逆を言えば、その月が更新月である確率は8%しかないんです。じゃんけんで勝つ確率(33%)より遥かに低いんです。

そんなたまたまの更新月を待ってたら日が暮れますよ。だからいっそのこと

違約金はかかるもの

と割り切ってしまうべきなのです。安心してください。格安SIMに変えたら

すぐに元が取れるくらい安くなる

から。但しそれはまた別の話。

 

気になる方はこちらをご覧ください。

【激選5社】絶対損をしない管理人おすすめの格安SIMを見る。

 

②機種代金の残金

続いては機種代金の残金です。多くの方が機種代金を24回の分割払いにしてるので、格安SIMに切り替えようとした時に高確率で残金が発生します。

逆を言えば、機種代金の残金がないのであれば今すぐ格安SIMに切り替えるべし!となるわけであります。

さて、機種代金の残金は、格安SIMへ切り替える時に一括で支払う必要があります。それがいくらになるのかは自分で調べるしかありません。

ちなみに今自分が毎月いくらくらい機種代金を払ってるかってなんとなくわかりますか?

「2,000円くらい?」「確か1,000円いかないくらい」「払ってな~い」などなど、人によって異なることでしょう。

正確な金額は各社WEBサイトのマイページから確認ができますし、電話で問い合わせることもできます。(もちろんショップに行って聞くこともできますが、非効率的すぎますかね)

大手キャリアのマイページとカスタマーセンター
キャリア名 マイページ カスタマーセンター
docomo My docomo docomo携帯電話:151
その他:0120-800-000
au My au au携帯電話:157
その他:0077-7-111
SoftBank My SoftBank SoftBank携帯電話:157
その他:0800-919-0157

電話で聞く時には「今辞めたら機種代金は全部でいくら請求されますか?」と聞くといいでしょう。WEBサイト(マイページ)で確認する場合には、割引サービスに気をつけてください。

実はこの割引サービスが

残金の落とし穴になる

のです。

 

機種代金の割引サービス

新規契約や機種変更で新しく機種を購入した時、必ずと言っていいほど

割引が適用

されています。各社の名称は以下の通りです。

 

< 機種代金の割引サービス名称 >
キャリア名 割引サービスの名称
docomo 月々サポート
au 毎月割
SoftBank 月月割

 

先程、今払ってる毎月の機種代金はいくらくらいか、と聞きました。みなさんがぱっと思い浮かんだ金額は、おそらくこの割引適用後の金額です。既に払い終わってる人を除いて「払ってな~い」なんてことはありえませんからね。

さて、この割引の内容は各社共通になっており、契約期間中に限り毎月の料金から一定額を割引しますよ、というものです。この割引額が非常に大きく、おかげで最新機種が定価の半額以下で購入できてるんです。毎月2,000円以下で新型iPhoneが持てるのもこのおかげです。普通に買うと10万円(24回払いだと毎月4,000円くらい)しますから。

 

そんな大変ありがたい割引サービスですが、とっても大きな落とし穴があります。大きな割引を受けられる恩恵と引き換えに

解約しづらくなっている

のです。どういうわけかと言うと、先程も書いた通りこの割引の内容は

契約期間中に限り

毎月の料金から一定額を割引しますよ、というものでした。つまり、機種代金を払い終わる前に解約してしまうと

割引が適用されなくなる

のです。よって、解約時に残金がある場合、

割引適用前の料金で請求されてしまう

のです。

 

1つ具体例を出して説明します。

例)docomo iPhone7 32GB の場合

参考)docomo iPhone7 32GBの月々サポート。実質負担額は定価の3分の1以下になっている。

 

  • 通常の機種代金は82,296円。24回払いにすると毎月3,429円。
  • 月々サポートで毎月2,322円割引が適用される。
  • 実質負担額は3,429円-2,322円=1,107円(24回払いの合計は26,568円)になる。

機種代金の割引はこのようになっています。

さて、この割引を受けてる状態で解約(格安SIMへ切り替え)するとどうなるでしょうか。仮に、残り5回分の支払いが残ってるとします。このタイミングで格安SIMへ切り替えた場合に請求される機種代金の残金は

5回分×1,107円=5,535円

ではなくて

5回分×3,429円=17,145円

となるのです。

 

ということで、格安SIMへ切り替える際に機種代金の残金がある場合は、割引適用前の金額が請求されます。くれぐれも割引適用後の金額で計算しないようにしてください。

 

③MNP転出手数料

続いてはMNP転出手数料です。これは一律で3,000円となっています。

今使ってる電話番号をそのまま使いたい人は絶対に必要です。

 

MNPとはMobile Number Portabilityの略で、直訳すると「携帯番号(Mobile Number)持ち運び(portability)」という意味になります。

簡単に言えば、携帯電話会社変わっても今使ってる電話番号そのまま使うよってことです。これね、おそらく今の若者にとっては「何言ってるの?当たり前じゃん」って内容かもしれません。

でもね、昔は「携帯電話会社変わっても今使ってる電話番号そのまま使う」ことができなかったんです。このMNPという制度ができたのは今から約10年前。それまでは携帯電話会社が変わると100%電話番号が変わってました。今思うとめちゃくちゃ不便ですが、当時はそれが当たり前だったのです。懐かしいなぁ。

 

で、このMNP転出手数料ですが、どの会社も一律で3,000円となっており、今契約している携帯電話会社へ支払う必要があります。これは、どのタイミングで切り替えても一緒で、0円になる時はありません。

つまり、

今の電話番号をそのまま格安SIMで使うためには絶対に必要な費用

となるのです。

逆を言えば、

電話番号が変わっても問題ないなら払う必要はない

ということにもなります。

 

最近は電話をかける文化も減ってきたし、それこそ090番号での音声通話よりもLINE通話を使う人の方が増えてきているかもしれません。そういう意味では電話番号が変わっても問題ない人もけっこうな割合でいるかもしれないですね。

そのあたりは自分の都合に合わせて選んで頂ければけっこうです。

 

何はともあれ、今使ってる電話番号をそのまま格安SIMでも使いたいのであれば、MNO転出手数料3,000円を払う必要がありますので、覚えておいてください。

 

ここまでが現契約先の携帯電話会社へ支払う費用となります。

 

④初期費用

こちらは格安SIM会社との契約の際に必要となる初期費用です。格安SIM会社によって違いはありますが、ほとんどが3,000円程となっています。

また、格安SIMによっては、初期費用とは別でSIMカードの発行手数料(だいたい394円)が必要な場合があります。

 

< 主要10社 格安SIMの初期費用一覧 >
格安SIM会社 初期費用 SIMカード発行手数料
OCNモバイルONE 3,000円 394円
楽天モバイル 3,394円 0円
BIGLOBE 3,000円 394円
IIJmio 3,000円 0円
LINEモバイル 3,000円 400円
mineo 3,000円 Dプラン394
Aプラン406円
DMMモバイル 3,000円 394円
イオンモバイル 3,000円 0円
UQモバイル 3,000円 0円
FREETEL 3,000円 0円

※格安SIM会社名をクリックすると詳しい情報ページに飛びます。

 

初期費用はどこも似たりよったりだね。

また、格安SIM会社によってはキャンペーンで1円になったり、Amazonでパッケージを購入することでかなり安く始めることもできたりします。

※格安SIMではパッケージと呼ばれる『お申込みセット』のようなものをAmazon等で買うことができます。これを買うと初期費用を払う必要がなくなるんです。で、大概パッケージを買った方が初期費用を払うより安く済むのでおすすめですよ!ということです。

 

例えばOCNモバイルONEの場合、OCNから直接申し込むと上記の通り3,000円の初期費用が必要となりますが、

Amazonからパッケージを購入すれば118円(税込)

で済みます。税込計算であれば3,000円以上お得になりますね。

このようなことを行ってる格安SIM会社は多いので、よく確認してから申し込むようにしてくださいね。

 

【最後に】格安SIMに切り替える際に必要な費用まとめ

  1. 違約金 更新月なら0円
  2. 機種代金 残金なければ0円
  3. MNP転出手数料 電話番号変わってよければ0円
  4. 格安SIMの初期費用 キャンペーンやAmazon購入で安くなる場合多い

 

以上4点が切り替えの際に必要な費用の全てです。まずは今の契約内容をしっかりと確認しましょう。ベストな切り替えタイミングは人によって違います。それについては是非こちらを参考にしてください。

 

格安SIMに切り替えるベストなタイミングが知りたい!

 

格安SIMは本当にお得です。せっかくここまで読んだのであれば、是非この勢いで切り替えちゃいましょう!

そしてお得になった分で海外旅行にでも行っちゃいましょう!

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